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野川のバードウオッチャー(武蔵野公園、野鳥、アオサギ、カワセミ、コサギ、カルガモ)

この厳しい寒さで野川には氷が張って、けん騒感がなくなったためか、野鳥の姿が目立つようになった。
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都立武蔵野公園のクジラ山広場に望遠レンズを構えた集団がたむろしていた。
東日本では珍鳥のミヤマホオジロを撮るために口コミで集まった爺婆のカメラ小僧たちであった。このバードウォッチャー集団はミヤマホオジロが茅の茂みに戻ってくる夕方まで待つという。そのような忍耐力は当方に全くない。
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10月末からアオサギを見るようになった。野川での確認は今年が初めてであった。
昨日になって2羽いることも確認した。ギャーという鳴き声をあげながら飛ぶ姿は優雅というより、まるで恐竜時代の翼竜のようである。
<<アオサギとカルガモ>>
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バードウォッチャーにとっては珍しくもないようだが、2週間ほど前に都立野川公園でカワセミが小魚を取って、丸飲みするのを間近で見ることが出来た。
<<カワセミとコサギ>>
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野川が流れる小金井市は自然の豊かな街である。バードウォッチャーでなくとも自然を感じることが出来る街である。

by ecospec33 | 2012-12-28 12:12 | ●季節の変化と日常生活  

食品のカーボンフットプリント(制度、温室効果ガス排出量、LCA、栄養素密度、NDCIインデックス)

製品に温室効果(GHG)ガス排出量を表示するカーボンフットプリント(CFP)制度に関する国際規格化ついて、米国は全く関与していないようである。
しかしながら、CFPを包含するライフサイクルアセスメント(LCA)については、ヨーロッパ以上に進展している。次に示す様々な食品のカーボンフットプリントの図は、『牛肉の摂取を少なくし、温室効果ガス排出量を減らし、健康になろう』という趣旨の報告書「Meat Eater's Guide to Climate Change + Health 2011」から抜粋した。
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製品群については、このように有効的に活用できるだろうが、CFPの精度上の問題からも、個々の製品については期待できない。
同様に、様々な飲料についての「GHG排出量(CFC;カーボンフットプリント)」を示す。これは北欧のデータであり、上記の米国とは異なっている数値も見られる。
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各国では、食品のエネルギーと栄養素の推奨摂取量を男女と年齢別に提示している。
北欧では21種の栄養素の推奨摂取量を定めている。それぞれの食品が含有する栄養素が推奨量を充当する割合の合計に、5%以上の充当割合のある栄養素数の割合を掛け合わせた数値を「栄養素密度」と定義して、様々な飲料については、次の図のとおりである。
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食品、飲料はビタミンなど様々な栄養素が含有されており、単位エネルギー当たりの栄養素含量を「栄養素密度」と一般的に定義しているが、この北欧の報告書では、「栄養素密度」(Nutrient Density:ND)として、様々な栄養素を総括した数値を採用している。
この「栄養素密度」を「GHG排出量」で割ったものを、NDCIインデックス(NDCI index:The Nutrient to Climate Impact)と定義し、この数値が大きいほど「地球にやさしい飲料」としている。
その結果は、次のとおりであり、様々な飲料の中で牛乳が一番「地球にやざしい飲料」という結論である。
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製品毎のCFPは後の話題にして、製品群のCFPを取りまとめることが先決であり、それを有効に活用することを優先すべきである。

安倍第二次内閣が始動した。過去の自民党の醜さが表れれば、株価の上昇は止まるだろう。
ともあれ、来年は今年より良い年でありますように!!!

by ecospec33 | 2012-12-27 16:53 | 〇カーボン・フットプリント  

当事者意識の欠落(経営者、経団連、連合、政官財癒着、原子力規制委員会、昔の名前で出ています内閣)

経営者から平社員まで、当事者意識がないという話を友人がしていた。
自分の地位を脅かすようなリスキーな案件には当事者でもあるにもかかわらず、当事者ではないかのように振る舞う経営者がいるという。それでいて、当事者でない他人の功績を自分のものにしてしまう経営者がいるという。
仕事を依頼すると、自分でいかに処理するか考えもせずに、全てを聞いてくる社員がいるという。当事者意識があれば、そのような態度は取らないはずで、当事者意識を持ってくれさえいれば、教示することがたくさんあるのだがと嘆いていた。

政治家が変わっても国は変わらない、選択する政治家、政党がないと言い訳をして、選挙に行かない国民も当事者意識に欠けている。
大地震で原発が大爆発するかも知れないし、隣国の挑発で戦争が勃発するかも知れないにも関わらずである。トンネルの天井が落ちてくるかも知れない。

経団連が支持する自民党に政権が戻り、金融緩和と大型補正予算を期待して株価が上昇している。
しかし、景気がついていかなければ、空騒ぎで終わるはずである。株は実質的な経済指標でなく、気分に大きく作用される指標だからである。
55年体制は何であったのか。政官財癒着の自民党から連合が支持する民主党に政権が変わった3年前には、自民党に優れた政治家、人材がいなかったはずであり、現在もその状況に変化はない。
新内閣の多くが古株の政治家が中心となれば、「昔の名前で出ています内閣」という具合になる。そうなれば、淡い期待が次第にしぼんでいく。
民主党は政権与党の自覚、当事者意識がなかった。当事者意識を持っていたとしても、鳩山元首相がそうであったように、誤った当事者意識、勘違いの当事者意識であったと言えるだろう。果たして、自民党は?ということである。

原子力規制委員会が、福井県の敦賀原発に続いて、青森県の東通原発にも活断層が走っていると判断した。
かっての原子力安全委員会は、電力会社の判断を踏襲するだけの原子力発電推進の行政機関であったが、原子力規制委員会は当事者意識をもって、その機能を発揮し始めたと考えてよいだろう。
科学者、工学者、技術者は、政治、経済、社会から逃避することは困難であるが、当事者意識を持って偏らない行動をしていかなくてはならない。

すべからく当事者意識を持つことは難しい。何を規範にしているかが根本にあるからである。
世界観、歴史観、社会観、価値観・・・。損得勘定ばかりに囚われてはならないのである。
当事者意識に磨きを掛けることに老若は関係ない。

by ecospec33 | 2012-12-21 07:52 | ●その他社会問題  

エコプロダクツ2012視察の裏で(容器包装、大手乳業メーカー、人事異動、カーボンフットプリント)

開催初日の昨日12月13日に、大手水処理メーカーの部長と「エコプロダクツ2012」を視察した。
例年より入場者が多いようであるし、小学生の団体が目立つ。それぞれのブースでアンケートなどを書けば、何らかのプレゼントを貰えるのであるから、子供ばかりでなく、大人も楽しみながら、エコを学ぶことができる。

5、6年ほど前に、開催委員会の委員を務める廃棄物処理装置を輸入販売会する女社長に、出展者が配布するパンフレット類が多く、その場でゴミ箱に捨てられるケースが多く見られることから、出展者に対し配布物を制限するよう要請したことがあった。
エコプロダクツと銘打っているのに、何をか言わんということであったが、パンフレット類はWEB上に公開されるようになったため、印刷屋さんは仕事にならないが、無駄な印刷物が消えたようである。
こちらも、重たい資料を運ばなくても済むというものである。
<<全国牛乳容器環境協議会のブース>>
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最初にPETボトル、ガラス瓶など容器包装リサイクルを進める各ブースに立ち寄った。知り合いが多いからである。
その一角にある、多くの小学生が集まっているブースでは、その協会会長を務めている大手乳業メーカーの執行役員が子会社に突然異動することになり、任期を4か月以上残しているにもかかわらず、会長を止めざる得ないという馬鹿げた問題が生じていた。数日前に関係者から連絡が入っっており、その大手乳業メーカーの不定期で、また不明瞭な人事異動は業界内で有名なので、いまさら驚きはしないが、業界団体の社会的活動とその責任を無視した人事異動には呆れるばかりである。
このような人事異動は社内問題をあからさまにし、競合他社のつけ入る隙を与えるというものである。また、業界団体に協力的でない企業は、業界団体に出向している社員の立場を崩し、精神的に大きな負担をかける。うつ病となり、結果的に自殺未遂したケースもあったと聞いている。
その大手乳業メーカーの経営者はCSRを考えているのだろうか。社外の事情を全く配慮しないのであるから、そのような考えは持ちえないのである。

そのような下世話は止めにして、最近連載した「カーボンフットプリント(CFP)」のブースは、目立たないものであった。2009年以来、大々的であったブースは急に小さくなった。経済産業省から産業環境管理協会に民間移行されたこと、税金投入が急減したことからである。
それよりも、CFP制度に不純な目的があったことが大きな要因である。経済産業省がCO2削減に関する施策の小さな基盤を死守するという不純さである。

by ecospec33 | 2012-12-14 09:55 | 〇環境展・省エネ展・エコプロ展  

せわしない師走(総選挙、COP18、敦賀原発、廃炉、北海道、節電要請、排水処理)

先週7日に久しぶりに、大きな地震があり、震災を思い起こしたが、師走の街は都知事選挙と衆議院議員総選挙で騒がしい。
一昨日9日に、イトーヨーカドー武蔵小金井店前の広場で、菅直人前首相が脱原発を訴える街頭演説をしていた。核燃料廃棄物の処理問題など真剣に聞く必要がある重要なテーマなのだが、寒さもあって聴衆はまばらであった。終始、拳を硬く握りしめて話をしているところが、彼らしい実直さの表れなのだろうが、聴衆を引き付けるには、手を大きく開げてアピールするような大仰な仕草も必要であるだろう。
自民党政権に戻れば、原発の再稼動を強硬に進め、脱原発は遠のく。しかし、選挙の争点はそれだけではない。それに、争点はあっても、困ったことに、政治主導という行政マネジメントを任せられる信頼できる政党が見つからない。

同日に、海外では、カタールで開催されていたCOP18が閉幕した。
2009年9月に鳩山由紀夫元首相が国連演説で「1990年比で2020年までにGHG排出量を25%削減する」と表明した。しかし、それは彼の自己満足の結果であったので、原発事故以前から、日本の地球温暖化への大方針が決まっていないと言ってよいだろう。このような国内事情であるから、国際舞台での日本の立場は小さくなる。早急に、脱原発の工程を明確にし、自然エネルギーを最大限盛り込んだ地球温暖化対策の中長期的な計画を策定する必要がある。

昨日10日に、原子力規制委員会の田中俊一委員長が、福井県にある敦賀原発の廃炉を示唆した。
原子力規制委員会の調査団が、敦賀第2原発の直下を走る破砕帯(断層)の一つが活断層である可能性が高いと判断し、これに関し、田中委員長が「再稼働の安全審査はできない」と述べたことから、敦賀原発は廃炉になる可能性が高くなった。
原子力発電推進を基盤としてきた電力業界、行政、学会の関係者にとって一大事である。推進の下で、見て見ぬふりをしてきた実態が露わになったと考えてよいだろう。

同日から、泊原発が停止している北海道電力管内で節電要請が開始された。
雪が多い厳しい寒さの中、北海道では、来年3月8日まで2010年度に比べて7%以上の節電が家庭と企業に求められる。
11日の朝のフジテレビでは、北海道コカ・コーラボトリングの自販機の冷却輪番停止と排水処理のエアレーター停止による節電が紹介されたが、後者は問題が多いことを知る人は少ない。
排水処理など生産に直接関係ない設備を節電することは容易なのだが、その後の不調を元に戻すまでに多くのエネルギーが必要となることを配慮していないのである。
師走なので、この詳細は省くことにする。

by ecospec33 | 2012-12-11 10:10 | ●その他社会問題  

カーボンフットプリントは曲がり角Ⅴ(勘三郎、キリン、サプライチェーン、産官学、オフセット、マーク)

昨日、歌舞伎俳優の中村勘三郎が57歳で亡くなった。食道がんが遠因という。酒が強かった医者の義弟を10年ほど前に同年代で食道がんで亡くしているので、活躍盛りの彼の早世が残念でならない。
ところで、日本橋界隈で生まれ育ち、お祭り好きであった私の父は、「そこをまっつぐ(真っ直ぐ)だよ」と、やや甲高く明るい声で話す江戸っ子らしさを残していたが、その父の父、私の祖父は明治初期に甲府の町から東京に出てきた。その祖父は歌舞伎小屋の7代目の跡取りであった。江戸時代には甲府に2つほどの芝居小屋があり、その中でも繁盛していたそうで、小屋の跡には市川団十郎の石碑が残っているそうである。
歌舞伎には無縁ではなかったはずなのだが、小さい頃、伯母に連れられて歌舞伎を一度見に行った記憶があるだけで、歌舞伎には関心があるわけでもないが、勘三郎の人なつっこさとバイタリティーに好感を持っていたので、これからの彼の活躍に期待していただけに無念に思う。

本題に戻して、2009年8月に、キリングループは地球温暖化防止のための新しい戦略を策定し、自らが直接排出するCO2排出量削減の中期目標に加え、開発から廃棄・リサイクルにいたるすべてのバリューチェーンのCO2排出量削減に向けて、2050年までに1990年比半減という高い目標を掲げた。
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この一環として、2011年4月に、キリングループは「バリューチェーン(価値連鎖)CO2排出基準」を独自に定め、2009年のCO2排出量を算定した。また、目標の進捗状況を公表している。
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20年以上前の1990年の実態把握が可能であったかなど、この目覚ましい進捗状況に半信半疑な部分もある。
しかしながら、東京理科大学で教鞭をとっていた時も、「キリングループ サステナビリティレポート」を参考書として毎年使用させてもらうほどで、この取り組みは大手食品企業といえども真似することができない、また世界を見回しても数少ない活動であり、グローバル企業であるキリンの先導者としての実力を示している。
ただし、キリングループはカーボンフットプリント(CFP)制度に何ら参加していないのである。
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一方、CFP制度を社団法人産業環境管理協会に民間移行させる直前の2012年3月に、経済産業省と環境省は、世界の潮流に乗り遅れないようにと、「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン」を公表した。
これは、キリングループが既に具現化して目指している地球温暖化対策手法と合致するものであるが、CFP制度と同様に、日本LCA学会の幹部を委員とした委員会の産物である。
「官と学」が既成概念を作り上げ、「産」に押し付ける一方的な手法は、CFP制度と全く同じである。
CFP制度は、来週に開催される「エコプロダクツ2012」に向けて、またもや新たなエコマークを決定した。これは制度が機能していないことの表れである。
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CFP制度では、消費者が消費財のメーカーに対し、直接的、間接的に、地球温暖化対策を要求することに期待しているが、このサプライチェーンは、核となるメーカーの要求に期待したいしているのであるが、CFP制度がうまくいかなければ、サプライチェーンに期待するような地球温暖化対策は、実をとることは容易でない。
カーボンフットプリントは曲がり角に来ており、次のサプライチェーンも曲がり角が見えている。

by ecospec33 | 2012-12-06 09:33 | 〇カーボン・フットプリント