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食品の放射性セシウムの新基準と牛乳、乳製品Ⅳ(チェルノブイリ、原乳、放射能汚染、フィンランド)

フィンランドは、サンタクロースの故郷である。地衣類を餌とする野生のトナカイがチェルノブイリ原発事故により放射能汚染されたことを知っている人は少ないだろう。
フィンランドは携帯電話のNokia社と製紙・製材業のStora Enso社が有名であるが、酪農組合が設立したValio社も有名である。フィンランド市場の約75%を占める大手乳業会社であり、高梨乳業にも乳酸菌(Lactobacillus GG )を供給している国際企業である。ヘルシンキ近郊にある、その本社は総ステンレス張りで光り輝く外観だが、建屋内はステンレスの反射率が低いためか暗い。

日本とフィンランドにおける「原乳中の放射性セシウムCs-137濃度」の推移を示す。
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1960年代から1980年にかけて核実験が行われていたときの影響は、フィンランドが日本の最高値と同程度であった。1986年に発生したチェルノブイリ原発事故の影響は、フィンランドが日本の約10倍であり、その後の減衰の推移は同程度であった。
過去の推移の右隣に福島第一原発事故以降の推移を示した。2011年末には、核実験が盛んに行われていた最大値程度まで低下していること、またフィンランドにおけるチェルノブイリ原発事故後の実態に近似している。
牛乳に含まれる放射性セシウム(Cs-137とCs-134の合計)暫定基準値:200Bq/kgを大きくクリアし、本年4月1日から施行される新基準値:50Bq/kgに対しても、7月以降は大きくクリアしている。なお、ここでは前々回に記した根拠から、Cs-134/Cs-137=0.91を使用し、Cs-137のみの暫定基準値を105 Bq/kg、新基準値を26.2 Bq/kgとしている。

フィンランドの「環境放射線モニタリング報告書2008」には、『ミルク中に検出された137Cs濃度は、原発事故の後に欧州連合内に適用されている限界水準および最大の許容水準:1000Bq/lのおよそ1000分の1です。2008年には、ミルクによって摂取した放射線量が0.0006-0.0017mSvでした。この放射線量の約15%はSr- 90によりました。』と記載されている。
福島原発事故についてはSr-90を考慮することは不要であり、日本の基準がECに比べて、暫定基準で5倍、新基準では20倍厳しい基準であることも確認できる。

私の子供の頃も放射能汚染で大騒ぎしたが、何らの健康への影響は見られなかった。食品中の放射性セシウム濃度は低いほど安心出来るが、国の基準を守っていれば安全であるというのが今回の結論である。

by ecospec33 | 2012-01-21 18:48 | 〇明治粉ミルク放射能汚染  

世俗と隔絶した国立天文台と非常に世俗的な新年会

今日1月20日の朝は雪となった。豪雪で難儀している方々には申し訳ないが、久しぶりのお湿りとなった。
その前日は思い立って国立天文台三鷹に出かけた。喧騒な区内から小金井市に転居してから30年以上にもなるが、散歩の途中でも立ち寄ることが出来るほどの距離にある天文台を見学したことがなかった。
東京天文台と呼ばれていたキャンパスは、武蔵野の面影を残していた。
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1920年代の望遠鏡は全てドイツのカール・ツァイス社製であった。西洋の科学を先人達が学んでいた時代と、卓上の望遠鏡を使って地動説を説いた1600年代のガリレオ、1500年代のコペルニクスの時代を連想し、世俗と隔絶した天文学の世界に迷い込んだような不思議な感覚を味わった。

ちょうど昼時になって、脂ぎった顔の企業人とは全く異なる、世俗に疎そうな学者らが見学者用ワッペンを胸に付けた私の姿を怪訝そうに一瞥し食堂に向かっていた。その食堂は学食よりも粗末であった。お茶でもと思っていたが、そそくさと出てきた。
国立天文台は毎年約130億円の国家予算で運営されているのだから、世俗の私らの見学を受け入れざるを得ない。ちなみに、同じように宇宙を対象としている、この天文台から少々足を延ばすと見学が出来るという調布航空宇宙センター施設を有するJAXA航空宇宙研究開発機構の予算は約2500億円である。
国立天文台にしろJAXAにしろ、人類が解明したい永遠のテーマを扱っており、国際協力なしに活動できないために、固定的な経費が多いに違いない。

一昨日の夜は、OBが半数近くを占めている、非常に世俗的なある協議会の新年会に参加した。
すでに他の仕事をしている60歳の定年を超えたOBの自己紹介は長く、また頑迷固陋(がんめいころう)丸出しである。すでに保身は必要ないはずなのだが、過去の言動を弁護しつつ、現役時と変わらない高圧的な言葉で、その協議会の今後の行方を制限しようとするなど見苦しい姿に映った。
それも老齢の姿であり、私も注意しなくてはと思っていたが、現役の知人が私のブログを見つけたと話しかけてくれてもいたので、近況について、このブログを紹介させて頂いた。

近々の話題なので詳細は書けないが、私のブログの内容に対し、法を順守している業界の立場、業界の論理を説明した人物もいた。その立場は理解できるが、法を順守しているだけでは消費者の安心は得られない社会状況であり、それを払しょくするような行動が必要であると話をした。
論理的にブログを記しているつもりだが、多少の摩擦があることも覚悟しなくてはならない。

by ecospec33 | 2012-01-20 20:08 | ●プライベート  

食品の放射性セシウムの新基準と牛乳、乳製品Ⅲ(チェルノブイリ、放射能汚染、放射能雲、フィンランド)

1.過去の放射能汚染が教えること
1986年に4月26日にチェルノブイリ原発が爆発し、高さ1kmまで吹き上がった放射性物質を取り込んだ放射能雲(放射性雲、プルーム、Plume)は、1200km以上も離れたフィンランドの南部を覆い、4月28日から数日間に大量の放射性物質を降下させた。これは福島第一原発事故から約200km離れた柏市周辺のホットスポットに相当し、放射性セシウムの沈着量は柏市周辺よりも高いことから、チェルノブイリ原発事故が甚大な被害を及ぼしたことが想像できる。
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人類は、77万テラベクレルの放射性物質を放出した福島第一原発事故の以前に、1960年代の核実験と520万テラベクレルもの放射性物質を放出したチェルノブイリ原発事故という大きな放射能汚染を経験している。
これを顧みることによって、食品の放射能汚染の現状を確認し、将来を見通すことによって、不安を少しでも払しょく出来るのではないかと期待している。

2.日本とフィンランドとの放射能汚染の比較
フィンランドには2か所5基の原子力発電所と映画で話題になった核廃棄物最終処分場「オンカロ」があり、その安全を監視しているのがSTUK (Radiation and Nuclear Safety Authority;放射能および原子力安全機構)である。
日本のように経済産業省、文部科学省、厚生労働省などが縦割りに管理するのでなく、一括管理しているため、放射能に関する情報を得るのが容易である。
2.1 大気中の放射性セシウムCs-137の濃度
日本とフィンランドにおける「大気中の放射性セシウムCs-137の濃度」の推移を示す。
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1960年代から1980年にかけて核実験が行われていたときの影響は、日本の方がフィンランドよりやや大きかった。1986年に発生したチェルノブイリ原発事故の影響は、フィンランドが日本の約20倍以上であったが、その後の減衰の推移は同程度であった。
福島第一原発事故のフィンランドへの影響は約25日後に現れ、その規模はチェルノブイリの約60分の1であった。1月17日には、STUKが『福島第一原発事故によって食品中の人工放射能が最大約1%増加した。』と発表している。
頭に入れておかなくてはならないことは、このように影響が小さかったとはいえ、震災後各国から様々な支援を受けた日本ではあるが、日本が世界を放射能汚染させたという事実は消えないということである。ちなみに、フィンランドからは紙パック入りのアセプティック育児用ミルクが提供され、粉ミルクと違って溶解水が不要なことから、その利便性が評判となった。
2.2 放射性セシウムCs-137の降下量
日本とフィンランドにおける「放射性セシウムCs-137の降下量」の推移を示す。
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1960年代から1980年にかけて核実験が行われていたときの影響は、フィンランドが日本の最高値と同程度であった。1986年に発生したチェルノブイリ原発事故の影響は、フィンランドが日本の約100倍以上であり、その後の減衰の推移にも大きな差があった。過去の推移の右隣に福島第一原発事故以降の推移を示したが、影響の大きかった福島市でさえ2011年中に、核実験が盛んに行われていた時期の降下量まで低下していることが分かった。また、福島市はフィンランドと同程度の減衰を示している。

次回は、このような過去の放射能による原乳の汚染状況を確認し、現状の実態と比較をおこないたい。

by ecospec33 | 2012-01-20 08:44 | 〇明治粉ミルク放射能汚染  

食品の放射性セシウムの新基準と牛乳、乳製品Ⅱ(原乳、日本乳業協会、CSR、社会的責任)

昨日1月17日に、学校給食用牛乳(学乳)などの放射能データの公表を拒んでいた大手乳業メーカーの業界団体である日本乳業協会が、行政の検査とは別にメーカー各社が独自に牛乳を検査し、結果を公表する方針を固めたという。

共同通信社による「勇み足」的な記事のようであるが、その真偽は別として、この背景には、学乳の放射能データの公表要請を全く受け付けない東京学乳協議会とその上部団体である日本乳業協会に業を煮やした東京都の特別区長会が、12月20日に「給食用牛乳の放射性物質測定検査の結果数値公表に関する要望について」を、農林水産大臣、厚生労働大臣、文部科学大臣に突き付けたことがある。
これによって行政も動かざるを得なくなり、12月27日に厚生労働省は都道府県知事、各保健所設置市長、特別区長に対して、「乳の放射性物質の検査の実施について」を通達し、『2週間毎にクーラーステーション又は乳業工場で実施している検査について、概ね1週間毎に実施する』よう促し、また日本乳業協会、全国農協乳業協会、全国乳業協同組合連合会の乳業メーカーの業界団体に対して、「牛乳の放射性物質の検査結果の公表について」を通達し、『牛乳の放射性物質に係る検査結果を適切に公表し、関係者に適切な説明を行う』よう促す行政指導をおこなった。

昨年8月9日に、私は「社団法人の日本酪農乳業協会と日本乳業協会は、それぞれのHPで牛乳の放射能問題を、前者が7月12日、後者が6月15日にニュースリリースしている。ただし、原乳の放射性物質の検査には言及しているが、製品である牛乳の検査はしない対応である。ダイオキシンについては、農水省が不必要と思うほどの長年の間、原乳ではなく牛乳での検査をおこなってきたのであるから、同様な対応をとり、消費者の安心・安全を確立すべきと考える。」と、原乳(生乳)だけでなく牛乳についても、放射能検査とデータを公表するべきであると主張していたので、今回の日本乳業協会の対応は当然と受け止めている。

このような行政指導を受け、後手に対応するような業界団体は、構成する大手乳業メーカー含めて「社会的責任」を果たしていないということになるだろう。「CSRレポート」でステークホルダーとのコミュニケーションを唱えているのなら、社会の動向に敏感でなくてはならない。
ともあれ、乳業の監督官庁が経済産業省であれば、通達という文書による行政指導をおこなわず、メーカーと調整して自主的な行動を促したではずであり、監督官庁が農林水産省であるからこそ、厚生労働省による「縦割り」的な行政指導になったと思っている。

by ecospec33 | 2012-01-18 12:45 | 〇明治粉ミルク放射能汚染  

JR西事故、オリンパス損失隠し、陸山会事件、経産省官僚逮捕、それぞれの責任

ここ数日の新聞各社の社説は、企業・経営者・取締役、政治家、行政・官僚など、それぞれの「責任」を問うている。

1.JR福知山線脱線事故で業務上過失致死傷罪に問われたJR西日本の山崎正夫前社長の無罪判決に対し、新聞各社はJR西日本の責任を糾弾している。
2.オリンパスが第三者委員会の報告を受けて、菊川剛前社長や高山修一社長ら19人の旧・現経営陣への合計36億円の損害賠償を提訴したのに対し、新聞各社は取締役の善良な管理者としての責任を糾弾している。
3.資金管理団体・陸山会の土地購入を巡る政治資金規正法違反に問われた小沢一郎元民主党代表裁判の被告人質問での「秘書任せ」主張に対し、新聞各社は法の基本理念に反し国民の理解を得られないとして、政治団体代表としての責任を糾弾している。
4.経済産業省の現職キャリア官僚である前資源エネルギー庁次長木村雅昭が、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで東京地検に逮捕されたことに対し、新聞各社は官僚の責任と経産省の管理責任を糾弾している。

これに加えて、昨年末のオウム真理教平田信容疑者の門前払い、任意同行中の台湾留学生犯人の自殺、1月11日の広島刑務所の中国籍受刑者の脱走などの不手際が相次いでおり、警察・警察官、刑務所・刑務官の「責任」が問われている。
1月12日には、市民団体が今をときめく橋下市長に対し、耐震性が脆弱であった大阪府咲洲庁舎(旧WTCビル)移転費用など約96億円の損害賠償を請求するよう府に求めた。これに対し、彼は「議会での議論などのプロセスをきちんと踏んだ決定で僕が賠償責任を負うことになれば、自治体の長なんてできなくなる。府庁移転反対の人は、訴訟ではなく選挙を通じて民意を実現すればよかった。」と、個人の「責任」を回避したそうである。

とかく人間は華々しい成果を自己の功績に見せかけ、隠したい失敗の責任はとらない傾向にある。組織も然りである。
福島第一原発事故の責任は?またその責任者は?と問われると、その正当な解を得ることは難しい。戦争と同様に大きな問題、個人に特定できない組織の問題、金銭に置き換えられない問題ほど、道義的責任、はたまた倫理意識の欠如などという曖昧な言葉を使って、その責任を不明確にする。
そのような国家統治、企業統治であると国民、従業員は理解し、行動しなくてはならいないということである。

by ecospec33 | 2012-01-14 09:03 | ●その他社会問題  

食品の放射性セシウムの新基準と牛乳、乳製品Ⅰ(原乳、生乳、放射性核種)

昨年2011年12月末に、厚生労働省が食品に含まれる放射性セシウムの新基準値案を取りまとめた。暫定基準より大幅に厳しい基準となり、4月1日から施行される。
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この図は、農水省が公表している原乳(生乳)から検出された放射性核種の割合を示す。
原発事故から4か月経過した7月以降は、甲状腺機能障害を引き起こす半減期が8日と短い放射性ヨウ素は「不検出」のレベルとなり、現在は半減期が2.1年と30.2年と長い、放射性セシウムCs-134とCS-137がそれぞれ約50%を占め、Cs-134/CS-137は0.91である。
平成23年12月22日に開催された厚生労働省薬事・食品衛生審議会の放射性物質対策部会の資料では、土壌中のCs-134/CS-137Csの濃度比を0.92と算定している。これは、原乳と同等な放射性セシウム割合を示している。

by ecospec33 | 2012-01-11 17:53 | 〇明治粉ミルク放射能汚染  

小江戸川越の七福神めぐりと鰻重

日本乳業協会に属し、牛乳パックのリサイクルを推進する「牛乳容器環境協議会」に関連して活躍していた有志らが構成する「牛(丑年生まれ)の会」の第三回目で、昨日1月7日に小江戸川越を巡った。
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西武線本川越駅に着くと、駅前では七福神巡りのボランティアの方々が、数名の集団を送り出していた。その集団の後について集合場所の東武東上線川越駅に向かった。川越駅前でも七福神巡りの案内が出ていた。
駅改札には集合時間の30分以上も早く着いたので、近くの「一番、毘沙門天」に出かけてみた。そこでは、先ほど一緒だった集団が長い列の最後尾に並んでおり、お参りできるような状態ではなかったので、すぐに引き返した。
「牛の会」の主宰者は川越在住で、正月の七福神巡りが混雑することを良く知っており、逆コースで巡る予定を立ててくれていた。
「弁財天」は、川越の市内を取り囲んで流れる新河岸川沿いにあり、台地から一段下がった本堂裏にあった。江戸時代に水運に利用されていたという新河岸川には大きな鯉が大きな口を開け餌をねだっており、この川に沿って暫し北上したところに、「布袋尊」があった。
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「菓子屋横丁」で駄菓子を見ながら抜け、仲間が買ってくれた醤油団子を食べながら「蔵造の町並み」に向かった。金笛醤油などに立ち寄り、これこそ川越という「時の鐘」を眺め、「福禄寿」に向かった。この蓮馨(れんけい)寺の龍の彫刻は見応えがあった。
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「大正ロマン通り」から、喜多院方面に向かった。「恵比寿天」は成田山川越別院にあり、護摩焚きが行われており、大いに賑わっていた。また「大黒天」のある喜多院は初詣の大行列であったので、家康を祀った仙波東照宮に向かった。100m程しか離れていないのに、実に静かであった。代々の川越城主が奉納した大きな灯篭が非対称に並んでおり、長い年月を地震にも耐えてきたようである。
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主宰者が予約しておいてくれた「うなぎ 東屋」の趣のある2階で、談笑しながら特上の鰻重を食した。身はふっくらとしており、味は辛目であった。向かいにある成田山の3時の護摩焚きの鐘が聞こえ、帰宅の途についた。

時間の都合で五福神巡りに終わったが、小江戸川越は観光の町であった。
前日にも一通り確認して回ったという、準備怠りない主宰者に感謝する次第である。

by ecospec33 | 2012-01-08 11:46 | ●プライベート  

2012年に向けて(明治、大正、昭和、平成、新年、市川団十郎、日本の人口、GNP、GDP、公債残高)

迎春、新年明けましておめでとうございます。今年こそ良い年にと期待している。
年賀状の中には、このブログを読んでいると書き込んで頂いたり、さらには大学の授業で学生に紹介したとのご連絡も頂戴し恐縮した次第である。
このため、ブログのテーマと内容を厳密にする責任が、ますます生じていると考えている元旦である。

ところで、年末に父方と母方の古い戸籍を見る機会があった。
明治時代の戸籍は崩し字で判別困難な文字があり、WEBの力を借りるなどして、150年前までは解読し、明治維新前の動乱の時代に父方の祖父が誕生したことが分かった。

江戸時代に曾祖父の数代前から甲府市相生町で芝居小屋を経営し、当時の市川団十郎もその舞台を踏んでいたそうで、その碑も残されていると父からは聞いていた。芝居小屋は三度の火災を受けて、明治時代の草創期に、長男であったにもかかわらず祖父が田舎から東京に飛び出してきたそうである。
大学生の時に父に連れられ、先祖代々の墓参りをしたことがあり、そのとき父の従妹にも挨拶したことがあるが、お寺の名前も憶えていないほど遠い記憶である。
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家の歴史はそこまでとして、新たな年に向けて日本の歴史を見直すことも必要と思い、約150年間の主要な出来事を書き出し、また人口とGDP、これに加えて国の債務(借金)の推移を調査した。
GDP(国内総生産;Gross Domestic Product)の前は、GNP(国民総生産;Gross National Product)が掲載されているが、その以前、戦前の国家経済の統計には、このような概念が存在しないことが分かった。

人口は明治時代の4倍近く、GDPは無限大近くに増大したが、借金はGDPを超過しており、将来は下降線であることは確かなようだ。しかしながら、過去も現在、将来も、国民の幸福をいかに向上させるかを最優先すべきということに変わりはない。
この幸福の数値化は難しいが、本年も論理的、理論的に物事を考えてゆきたいと思うので、宜しくお願いしたい。

by ecospec33 | 2012-01-01 09:37 | ●季節の変化と日常生活