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カテゴリ:〇環境展・省エネ展・エコプロ展( 5 )

 

「エコプロダクツ展」~「エコプロ展」から見えることⅣ(出展者、推移、食品製造業界、大手企業、売上高)

ビール、清涼飲料、乳製品、製菓など食品を製造する大手企業の出展者の出展推移の状況を調査した。

直近の売上高を併記することによって、各セグメントのトップ企業の出展状況を確認できるように工夫した。

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2008年には食品製造業界の30社の大手企業のうち、その約35%である11社が出展したことがあったが、2018年には山崎製パン、味の素、それに出展小間数は大幅に減らしたアサヒグループの3社だけに減少した。

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次回は、全ての業界について、述べたい。


by ecospec33 | 2019-01-21 12:25 | 〇環境展・省エネ展・エコプロ展  

「エコプロダクツ展」~「エコプロ展」から見えることⅢ(環境教育、来場者、業者別、新規、リピーター、滞在時間)

来場者について、業者別の割合を調査する。

高い割合を示す製造業者、学生・生徒で、ここ数年、後者が減少に転じている。

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これを来場者数で確認すると、前者については最近盛り返しているように見えるが、2010年から減少傾向に変わりなく、また後者については減少が際立っており、来場者数減少の要因の一つと思われる。

エコプロ展が学生・生徒にとって、環境教育の素晴らしい機会を提供していると思っているので、この減少は残念なことであるが、出展者が学校の現場に出向く、環境に関する「出前授業」が進むなど、学生・生徒にとってはエコプロ展以外にも、環境教育を受ける機会が増加していることは確かである。

次に、初めての来場か、複数回の来場かの確認である。

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2010~11年に、リピーターが新規来場者を上回り、この傾向は顕著になっている。

リピーターが不確実である限り、新規の顧客である来場者が増加しない限り、来場者の減少を止めることはできないのだろう。

このことは、環境への関心が薄れてきていると言えるだろうが、社会において環境への意識が定着したとも言えるだろう。

かっては、各企業の役員が来場し、自社または関連する出展を確認する風景もみられ、また現外務大臣の河野太郎氏が開場直前に足早に視察していた。また2008年に秋篠宮同妃両殿下、2013年には天皇皇后両殿下がお見えになったが、しだいに環境対策への盛り上がりが欠けてきたように見える。


来場者の会場の滞在時間については、比較しうるデータが少ないが、2014年の3時間30分から2017年の3時間15分に減少傾向だった。

新規来場者は別にして、リピーターは視るべきポイントを押さえて、長居はしないということだろうし、また出展者数の減少が関与している。


次回は出展者について、詳細に確認したい。


by ecospec33 | 2019-01-10 06:28 | 〇環境展・省エネ展・エコプロ展  

「エコプロダクツ展」~「エコプロ展」から見えることⅡ(ビッグサイト、来場者数、出展者数、展示小間数)

2019年が明けた。

この正月5日に、理研の理事で、東工大教授であった井上一郎先生の94歳誕生日をお祝いを兼ねた新年会が開かれた。

日が高く暖かだったので会場に近い友人に連絡し、会うことが出来た。友人は、僕以上にエコプロ展については詳しく、「昔より、大学、NPO法人の出展が増加している。」などとの実感を語ってくれた。

また、「会場のビッグサイトが『東京オリンピック・パラリンピック』開催に合わせてメディアセンター(IBC(国際放送センター)及びMPC(メインプレスセンター))になるから、多くの展示会の開催場所と日程の変更、縮小、入れ替えがあるだろう。このため、エコプロ展も変わざるを得ないだろう。」と語った。

調べたところ、メディアセンターの開設準備期間から撤収期間は2019年4月~2020年12月と公表されている。しかしながら、エコプロ2019は12月5~7日に開催予定されている。どうなっているのだろう。

まずは、来場者数の確認である。

直接帰宅し、休みが取れる金曜日の出足が良い曜日であることは想像できる。

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次に、出展規模を示す、出展者数と展示している小間数の確認である。
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現地で感じていたとおり、来場者数、出展規模どちらについてもここ数年減少傾向にあることは確かである。

来場者数は2009年、出展規模は2008年をピークに減少しており、ピーク時より、それぞれ約12%、約20%の減少である。

これは、無料の来場者よりも出展に費用がかかる企業・団体の数の方が、より早く、また多く減少していることを表している。

ちなみに、1小間(3.3m)当たりの出展単価を30万円として、過去最大時の出展者の総出展費用は約5億円に上る。出展者はこればかりでなく、ブースの装飾、パンフレット作成、大企業ではコンパニオンの手配も必要だろうから、これの2倍以上の出費が生じていることだろう。


出展者がこの出費に見合うだけの広報効果を認めるか否かの問題にかかっている。



by ecospec33 | 2019-01-07 13:08 | 〇環境展・省エネ展・エコプロ展  

「エコプロダクツ展」~「エコプロ展」から見えることⅠ

毎年数回、社会の変化を把握するため、友人を誘いお台場のビッグサイトで開催される展示会に行く。その中の一つに、12月上中旬の「エコプロ展」がある。

関係者の間では、当初からエコプロ展と略称を使用していたが、2016年から、「エコプロダクツ展」から「エコプロ展」に名称を変更している。エコプロダクツ=環境配慮の製品・サービスという印象が強すぎるためと思われる。

主催は産業環境管理協会と日経新聞社で、経産省、環境省などが後援する日本最大級の展示会である。


小生とのかかわりは、2002年に容器包装に関わる「3R推進団体連絡会」の一団体として出展した、「牛乳容器環境協議会(紙パックのリサイクルを推進する業界団体)」で現場対応し2006年には森永乳業を出展させ、また2008年には同時開催の資源エネルギー庁主催「グリーンエネルギー利用拡大セミナー」で講演するなどがあり、2002年以来10数年欠かさずに、本展示会を間近に見てきている。


開催趣旨は毎年変わるが、「エコプロ2018」は、『環境への関心の高いビジネスパーソンや一般消費者、行政・自治体、NPO、環境教育を目的とした学生、報道関係者など、環境を取り巻く多様なステークホルダーが一堂に集う他に類を見ない展示会としてご支持をいただき、今年で第20回目の開催を迎えることとなりました。“SDGs時代の環境と社会、そして未来へ”をテーマに、環境問題を中心に様々な社会で発生している問題や課題を解決するイベントとして展開していきます。』であった。

テーマも、環境に対する社会の動向に合わせて毎年変えており、下の表のとおりである。

これは出展者数と来場者数の拡大のためもの、キャッチフレーズでもある。

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2018年は、毎年来ている友人も「コートがいらない展示会はめずらしいね」と、屋外で雑談するほど、金曜日は暖かな天候で、2017年より混雑しているように思えた。

2017年も中日の金曜日に行ったが、驚くほど混雑していなかった。友人も「展示会場に滞在している時間も減っているのだろう。」というほどだった。さらに驚いたのは、2011年から東1ホールから東6ホールまで東の全ての展示場を使用して開催されていたのが、東5ホールの一部と東6ホールが閉ざされ、使用されていなかったことである。つまり展示面積が6分の5以下に縮小されていたのである。

2018年はどうかと言えば、持続可能な社会に無理やり関連させたような「社会インフラテック2018」および全く無関係な「TRAN/SUM」の展示が、東1ホールから東2ホールの一部まで占めており、2017年と同じように、展示面積は縮小傾向であった。

このような実態を確認し、その要因が何かを推察することが、本ブログの趣旨である。


by ecospec33 | 2018-12-30 07:18 | 〇環境展・省エネ展・エコプロ展  

エコプロダクツ2012視察の裏で(容器包装、大手乳業メーカー、人事異動、カーボンフットプリント)

開催初日の昨日12月13日に、大手水処理メーカーの部長と「エコプロダクツ2012」を視察した。
例年より入場者が多いようであるし、小学生の団体が目立つ。それぞれのブースでアンケートなどを書けば、何らかのプレゼントを貰えるのであるから、子供ばかりでなく、大人も楽しみながら、エコを学ぶことができる。

5、6年ほど前に、開催委員会の委員を務める廃棄物処理装置を輸入販売会する女社長に、出展者が配布するパンフレット類が多く、その場でゴミ箱に捨てられるケースが多く見られることから、出展者に対し配布物を制限するよう要請したことがあった。
エコプロダクツと銘打っているのに、何をか言わんということであったが、パンフレット類はWEB上に公開されるようになったため、印刷屋さんは仕事にならないが、無駄な印刷物が消えたようである。
こちらも、重たい資料を運ばなくても済むというものである。
<<全国牛乳容器環境協議会のブース>>
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最初にPETボトル、ガラス瓶など容器包装リサイクルを進める各ブースに立ち寄った。知り合いが多いからである。
その一角にある、多くの小学生が集まっているブースでは、その協会会長を務めている大手乳業メーカーの執行役員が子会社に突然異動することになり、任期を4か月以上残しているにもかかわらず、会長を止めざる得ないという馬鹿げた問題が生じていた。数日前に関係者から連絡が入っっており、その大手乳業メーカーの不定期で、また不明瞭な人事異動は業界内で有名なので、いまさら驚きはしないが、業界団体の社会的活動とその責任を無視した人事異動には呆れるばかりである。
このような人事異動は社内問題をあからさまにし、競合他社のつけ入る隙を与えるというものである。また、業界団体に協力的でない企業は、業界団体に出向している社員の立場を崩し、精神的に大きな負担をかける。うつ病となり、結果的に自殺未遂したケースもあったと聞いている。
その大手乳業メーカーの経営者はCSRを考えているのだろうか。社外の事情を全く配慮しないのであるから、そのような考えは持ちえないのである。

そのような下世話は止めにして、最近連載した「カーボンフットプリント(CFP)」のブースは、目立たないものであった。2009年以来、大々的であったブースは急に小さくなった。経済産業省から産業環境管理協会に民間移行されたこと、税金投入が急減したことからである。
それよりも、CFP制度に不純な目的があったことが大きな要因である。経済産業省がCO2削減に関する施策の小さな基盤を死守するという不純さである。

by ecospec33 | 2012-12-14 09:55 | 〇環境展・省エネ展・エコプロ展