人気ブログランキング |

カテゴリ:〇審議会を傍聴しよう( 3 )

 

審議会を傍聴しようⅡ!!

2002年に委員を務めたNEDOの技術評価委員会のときの傍聴者は20から30人程度だった。「産業用コージェネレーション実用技術開発」に関係する企業、ガス会社、技術専門新聞社の社員などであったろうが、知人も数名いたが、委員会会場では挨拶を交わす程度であったと思う。
経済産業省からNEDOに出向している推進役の担当官が、ふんぞり返っていたのが印象的であった。

2007年頃に毎年国連に報告する「日本国温室効果ガスインベントリ報告書」を策定する環境省の委員会を傍聴したことがあった。
傍聴者席は20数名程度分しかなく、新聞記者風の人が多かったと記憶している。
これを傍聴したことが、その後数年たって算定したのだが、『飲料の「牛乳」を生産する際に排出される温室効果ガスの約80%が、牛の消化管内発酵に伴うメタン排出による』ということを、突き止めるきっかけとなった。

環境省には中央環境審議会などがあり、経済産業省には産業構造審議会などがある。
資源エネルギー庁には、エネルギー政策、原子力政策に直結する総合資源エネルギー調査会があり、省エネルギー部会、新エネルギー部会、原子力部会、原子力安全・保安部会などがある。
これらの部会のうち原子力に関する審議会は、福島原発事故の関係から、今後多くの傍聴希望があると思っていいだろう。

ちなみに、各省庁のホームページは次の通り。
環境省の審議会・委員会:http://www.env.go.jp/council/
経済産業省の審議会・研究会:http://www.meti.go.jp/committee/index.html
資源エネルギー庁の審議会:http://www.enecho.meti.go.jp/info/committee/index.htm

by ecospec33 | 2011-05-23 17:50 | 〇審議会を傍聴しよう  

審議会を傍聴しよう!!

5年前は容器包装リサイクル法改正の審議会が毎週のように続き、企業の環境責任者として欠かさず傍聴した。環境省、経済産業省、農林水産省がそれぞれ審議会を実施し、合同審議会となって決着したのだが、数十回開催された。

審議会の雰囲気と各委員がどのような発言したかを確認して、審議の行方を見届け、それを上司に毎回報告しなくてはならない。
委員には権威と呼ばれる高齢の学識経験者もいて、小声のためもあって何を話しているか、何を言わんとしているのか定かでない。その彼が、専門月刊誌に審議会の動向を連載し、持論を展開する。荒唐無稽とは言わないが、およそ世間が許容するような提案でもなく、世間を驚かすようなニュースバリューの高さを強調したような提案なのである。

環境経済学者と呼ばれる大先生から小先生まで、拡大生産者責任(EPR、Extended Producer Responsibility)を引っ提げて、容器に入った製品、包装された製品を作る事業者の責任を追及する。市民団体は、それで勢いを増す。
公害が厳しい時期は、汚染者負担原則(汚染者支払原則、PPP、polluter-pays principle)を掲げて、汚染者である公害発生事業者に発生した損害費用を支払わせるという論理があった。
このPPPであれば、容器包装廃棄物の排出者である消費者が直接的な汚染者で、その処理費用を負担すべきであるにもかかわらず、新たな環境経済論理であるEPRを持ち出すのである。

このような環境の歴史も勉強できるのであるから、環境を学ぶ学生ばかりでなく、一般人も実際の審議会を傍聴することをお奨めする。
専門性が高い、経験がないから苦手であるということではなく、高名な学識経験者や有識者より、一般大衆の方がよっぽど良い提案が出来るはずだ。
不可思議、不合理と思えば、パブコメをすれば良いだろう。
政策決定の課程を知ること、国の行く末を見守ること、この大災害から学んだ教訓のはずだ。

by ecospec33 | 2011-05-22 17:31 | 〇審議会を傍聴しよう  

パブリックコメントしよう!!

約半年ほど前に、パブコメ(パブリックコメント、Public Comment、意見公募手続、意見提出制度)を提出した。
経済産業省の「カーボンフットプリント(CFP)制度試行事業」における「カーボンフットプリント算定・表示試行事業」に関して 「商品別算定基準(PCR、 Product Category Rule)」の原案策定の参考意見公募があったので、ある商品群について意見を提出した。

意見公募の結果は公表され、有識者がその意見も参考にしてPCR原案を認定するかを審査する。
私の意見が通ったという訳ではないが、その商品群のPCR原案は認定が却下されたという。
これは法令ではないのだが、法令などの制定、改正の前には必ず公示し、一定の意見提出期間を定めて、その間に広く一般に意見を求めることが「行政手続法」に定められている。

会社の環境責任者として、国や東京都に対しパブコメに応じたが、関係業界団体からも、容器包装リサイクル法改正の審議会の「中間報告書」、「最終報告書」に対してパブコメに応じたこともあった。
業界団体内部での意見集約が難しく、連日遅くまで議論した。経団連の意見にも同意しない関係者もいて難渋した。
企業の動向に全て反対する市民団体もパブコメしているから、その意見にも注意しなければならない。市民団体は質より量と考えているから、同じ意見を数多く提出するのである。

様々な法令に関してパブコメしてきたが、その意見が通るということではない。
国民の意見のガス抜きの場ともいえるが、だからといって、諦めてはいけない。
今後も、エネルギー政策、原子力発電の安全対策、地球温暖化対策などに関し、経産省、環境省など省庁から意見公募が必ずある。
インターネットの情報を利用し、意見を提出することが必要である。
太平洋戦争のように暴走を防ぐために、監視の目を光らせることが国民の責務であると思う。
デモ行進はしなくても、パブコメをしてみよう。

by ecospec33 | 2011-05-21 18:21 | 〇審議会を傍聴しよう