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タクシーの高齢乗務員の重大事故を考える

1週間ほど前に運転免許証の更新に行った。
府中試験場は自宅から自転車で10分もかからないところにあるので、この時だけは自宅の立地の良さを実感する。講習では交通事故の恐怖が印象に残ったが、昨今マスコミにしばしば取り上げられている自転車の安全運転の注意喚起があった。自転車事故の増大によって、運転者には道交法の規制の順守と、警察には道交法の適用の徹底が求められているが、それと同時に道路上での自転車の車両としての復権が求められている。

10月24日夜にタクシーが線路内に転落し、JR横須賀線と接触する重大事故が発生した。
タクシー運転手は死亡し、乗客は重症を負った。接触した横須賀線の乗客に怪我はなかったが、1時間半近く停電した車内に閉じ込められたという。
不況が続く中、タクシーの規制緩和によって過当競争が続いているため、タクシーの重大事故の発生件数は減少していない。また、乗務員に起因する割合が増加を続く。
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この事故で亡くなった個人タクシーの運転手の年齢は73歳の高齢で、来年定年する予定であったという。時として、高齢の運転手のタクシーに乗ってしまい、不安を感じたことがあったが、タクシー業界の取り決めで75歳を定年としているそうである。
乗務員に起因する重大事故の乗務員の年齢割合から、高年齢の割合が過半を占めている。
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高齢者の交通事故が増加しているために、70歳以上には高齢運転者マークを表示する努力義務があり、75歳以上については免許更新時に、運転に必要な記憶力,判断力等に関する認知機能検査が必要となった。65歳前後になる知人らも自動者の運転を控え始めていると聞いている。
このような重大事故を契機に、定年は75歳でも構わないが、タクシーの高齢乗務員については、自家用運転者より厳しい運転免許の条件が求められている。

by ecospec33 | 2011-10-26 18:16 | ●その他社会問題  

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