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「エコライフ・フェア2011」に行く

「エコライフ・フェア2011」に行く_e0223735_17375414.jpg今日は、6月の環境月間に合わせて代々木公園で開催されている「エコライフ・フェア2011」に行った。
紙パックのリサイクルを推進する全国牛乳容器環境協議会が出展しており、旧知の仲間に会いに出かけた。
この協議会の専門委員長のときに、5月開催の林野庁主催の「森林(もり)の市」での出展を取りやめ、この環境省主催のフェアに出展するようにしてから、4、5年連続になると思う。
かつては、NHKが藤原紀香やベッキーが司会する公開放送があり、相当な力を入れていたが、一時期のエコの華やかさは薄れている。また来場者数はまずまずと思えたが、ブース数の減少は明らかなようであった。

東京電力は電気事業連合会と毎年出展し、尾瀬の自然も紹介していたはずだが、今回は当然のように見当たらない。東京電力は水源確保のため、尾瀬を売却しない方針のようだが、今後は不明だ。5月末のフジテレビの報道では、尾瀬周辺の水力発電は9基あり、合計出力は約14万kWだそうである。原子力発電1基分の10分の1程度である。
早稲田大学WFR山岳サイクリングクラブの夏合宿で、桧枝岐側の御池から沼山峠を越え、尾瀬沼への木道を自転車で走り、長蔵小屋近くのロッジに一泊した。翌早朝、出発前に長蔵小屋の若主人(若くして亡くなったと聞いている)から「油が垂れるから自転車は乗り入れ禁止だ。」と強く注意されたことがあった。「そんなバカな理由があるか。」と我々クラブの仲間は反発した。
その日は三平峠を抜けて、夜更けに丸沼のキャンプ場にたどり着いたが、後味の悪い思いが残った一日だった。それも、40年近く前のことである。
「エコライフ・フェア2011」に行く_e0223735_1739371.jpg
NHKの「ECOパーク2011」には、大学生の小さなブースが目立った。早稲田大学、慶応大学、青山学院大学、多摩美術大学などである。
千葉大学などISO14001の認証を登録している大学もあるのだから、大学と大学生の関心も高くなっている。
大学には環境に特化した学部、学科が増加した。
ある企業にその卒業生が入社し、環境部門で働いていたが、環境に関する冊子の作成と関係団体のボランティア活動の支援に終始していたように思っている。
企業にとって欲しい人材とは、化学工学などの下地があり、環境にも応用できる人。すなわち本業より、環境が優先することはありえないと思っている。

by ecospec33 | 2011-06-05 17:39 | ●CSRと環境対策  

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